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金満尾根から赤牟田の辻(791m) 2007/1/25

祖母山へ 目次 星生山へ


登山口付近 峠の石碑(クリック拡大)
案内標識 境界の石柱
尾根出会いの三叉路 海老野城跡
海老野城跡から小倉市街地 3番目の鉄塔 
展望所から竜ヶ鼻 採銅所分岐
満千越 猪のぬた場
石灰石が露頭した尾根 石灰石が露頭した尾根
赤牟田の辻に連なる稜線 明るい稜線
これからが最後の登り 防火帯に飛び出た
ここが尾根入口 焼立山
赤牟田の辻へ伸びる防火帯 赤牟田の辻から福智山

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 このところ身近な話題となっていた福智山系の金満尾根を歩いて来ました。小倉から田川に抜ける手前に金辺峠があります。金満尾根はこの金辺峠から福智山系縦走路上の焼立山に連なる尾根です。

 この金辺峠には4本のトンネルが掘られています。古い順に日田英彦山線の金辺トンネル(1915年)、旧道の金辺トンネル(1917年)、新金辺トンネル(1967年)、第二金辺トンネル(1989年)です。

 国道322号を小倉から南下すると新金辺トンネルの直前から左手に上がる道があります。これを道なりに進むと左に採石場があり、更に進むと正面に旧道の金辺トンネルが見えてきます。直進すればトンネルを抜けて田川側に出ることが出来ますが、悪路です。

 さて金満尾根への登路ですが、トンネルの左手前200mほどに作業小屋がありこの脇の作業道へ進入します。途中、竜ヶ鼻への分れを見送るとまもなく金辺峠です。車の無かった時代、人馬が行き交ったであろうこの峠は、今訪れる人も無く静かな佇まいです。

 峠には二つの史跡があります。一つは旧小倉藩の藩士、島村志津摩の石碑、もう一つは「従是北企救郡」、「従是南田川郡」の文字が彫られた郡境石柱です。

 登山道は全体的にはっきりしていてヤブもなく迷うような所もありません。峠から30分ほどで最初のピークに到着です。408m、海老野城跡の表示があります。小倉の市街地が遠望できます。ここから20分ほど歩くと竜ヶ鼻の展望が良い場所があり展望所と記されています。

 さらに20分ほどで採銅所分岐です。こもれび分れと名づけられているようです。これから僅かに5分ほどで満千越です。右に下れば間欠泉があるとの事ですが、現在はあまり出てないようです。

 更に30分ほど歩くと石灰石が露頭している尾根となります。平尾台の羊原群は有名ですがそのミニ版ともいえる景観が100mから200mに渡って尾根上に続いています。

 15分ほどで525mの三角点に至り、それから40分ほど、最後の上りを頑張ると広い防火帯に飛び出ます。焼立山はすぐ目の前です。この尾根道への出入り口は現在は良くわかるのですが、夏草が茂ると、外からはわかりにくいのではないかと思われます。

 焼立山から防火帯に沿って赤牟田の辻まで歩きます。3年前、皿倉山から採銅所まで縦走したコースを逆に歩きます。赤牟田の辻の山頂に立つと福智山へ続く縦走路がくっきりと見えます。往時を振り返り感慨深いものがありました。

 本日の予定はここまでで同じコースを下山します。海老野城跡から下る尾根の途中から右折するポイントがあるのですが、うっかり通過して、そのまま少年山の近くまで下ってしまいました。上りの時点でここは下山時、要注意と思っていたにも拘わらず、詰まらん事を考えていて不覚を取りました。山歩きはやはり最後まで緊張を持続しないと駄目ですね。

■関連リンク
竜ヶ鼻
福智山系縦走





△▲このページの地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図を複製加工して使用しています
△▲一つの升目の横が約250m、縦が約300mになります
△▲地図の印刷は、画像の上で右クリックしてメニューから印刷に進んでください。用紙設定でタテ、ヨコを選択してください


登山口まで





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