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七辺巡り(1590m)〜南山犬切(1562m) 2006/9/21

保口岳 目次 千石山


白蔵峠から 源流橋登山口
渓谷沿いに上がる 水上越分岐の谷
水上越A 七辺巡り山頂
七辺巡り山頂 南山犬切
山犬切峠 上福根山登山口
天気が下り坂 水上越B地点、ここから下る
水源へ下る 球磨川水源
 6時50分、準備を済ませて白蔵峠を出発する。湯前線から梅ノ木鶴林道に左折する。昨年、工事中だった山腹の大きな崩壊場所は修復されていて、源流橋まで車が入るようになっていた。

 7時20分、源流橋登山口を出発。8時3分、旧道分岐点を通過して新道をジグザグに急登する。8時45分、水上越分岐のガレ谷に到着。ここは球磨川水源まで5分の場所だが、水源には寄らず、水上越に向かって谷を上がる。

 数分後に出会う二又は左の谷に進む。水流が切れ苔石が現れて上部に大きな岩壁を見る。稜線が近いようだ。岩壁を右に巻いて上がったところが水上越A地点だ。ここは稜線上の小さな鞍部になっている。石灰岩地質ですり鉢型のドリーネも見られる。

 これより西に方角を取り、七辺巡りに向かう。30分で水上越B地点に着く。ここにははっきりした案内標識がある。帰りは、ここから直接、水源に下る事にする。

 七辺巡りに向かって更に西に進む。このあたりは、自然林や苔むした倒木の佇まいが良く、ゆったりと散策したいところだ。広尾根で踏み跡は少しわかりにくいが、目印テープを丹念に拾って行けばいいだろう。10時45分、七辺巡りに到着。土饅頭のようになだらかな山頂である。

 一息いれて、更に西方向の南山犬切に向かう。いったん僅かに下って登り返して11時10分、南山犬切に着く。少し早いがここで昼食にする。これより更に西に進み、石楠越、蕨野山、岩茸越から九連子に下る道があったようだが、今も通れるものだろうか?

 食事を済ませて七辺巡りに戻ります。七辺巡りから今度は北に方向を取り山犬切峠を目指します。いったん下って登り返す1553m峰は石灰岩が広く露出していてトリカブトが咲いています。予想より早く25分で山犬切峠に到着。

 山犬切峠は上福根山の登山口でもありますが、現在樅木から上がってきている林道川口線が通行不能の状態が続いていますので、現在、ここに登山者が訪れるのは稀だと思われます。上福根山の登山口を少し入るとトリカブトがまるでお花畑のように群生していました。巨木も多くて素敵な空間でした。

 七辺巡りに戻り、これより下山開始、水上越B地点を目指します。ところがここで思いもよらぬ道間違いで35分のロスタイム発生。再度、七辺巡り山頂まで戻って25分で水上越B地点に到着。

 14時14分、水上越B地点から水源に向かって下山を開始する。この頃から天気が崩れてきて小雨となる。このルートは難路と聞いていたが、確かに急勾配で、浮石の多いガレ谷やズルズル滑る柔らかな土砂の上を下るため緊張の連続であった。

 行きのルートと比べるとショートカットになるので時間的には大幅に短縮できて水源まで35分で到着した。

 球磨川水源は山腹から突如、大量の湧水が出ている。ゴクゴクと飲んだ水は昨年のリベンジを終えた満足感で特に旨いような気がした。源流橋の登山口まで50分で到着。時間は15時50分。河原に下りて水浴びをして、さっぱりして帰路に着く。

所要時間
源流橋(40分)旧道分岐(40分)水上越分岐(45分)水上越A(75分)七辺巡り(25分)南山犬切(20分)七辺巡り(25分)山犬切峠(25分)七辺巡り(25分)水上越B(35分)球磨川水源(50分)源流橋

(水上越A、Bは識別のために私が勝手につけています)






△▲このページの地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図を複製加工して使用しています

△▲一つの升目の横が約250m、縦が約300mになります
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