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新型GPS、eTrex20の購入レポートはこちら 24年6月

 登山愛好家の間で、最近、ハンディGPSに対する関心が強くなっているようです。しかしいざ選ぶとなると、どの機種を選べばいいのか大いに迷うところです。決して安い買い物ではないので慎重に選びたいものですが、最初は選ぶ基準そのものが良くわかりません。メーカーは圧倒的なシェアーを持つGARMIN社製品をお勧めします。カシミール3Dなどアプリケーションソフトとのマッチングも良好です。

 最新のガーミン社製GPSを紹介します。



eTrex10日本語版 英語版はこちら
2.2インチのモノクロディスプレイ、寸法: 3.3 x 10.2 x 5.3 cm 、メモリカード:非対応、ウェイポイント: 1000 ポイント、ルート: 50 本(直行ナビゲーションのみ)、トラック(軌跡): 10000 ポイント、 100 保存ログ、重量 148 g (電地込み)、稼働時間: 25 時間電子コンパス:なし、気圧高度計:なし



eTrex20日本語版  英語版はこちら
2.2インチカラーTFT、重量 148 g(電池込み)、幅 5.4 cm×高さ 10.3 cm×厚み 3.3 cm、内蔵メモリ: 2 GB(空き容量約 1.7 GB)、メモリカード:microSDメモリ対応、ウェイポイント: 2000 ポイント、ルート: 200 本、トラック ) 軌跡 ( : 10000 ポイント、 200 保存ログ、電子コンパス:なし、気圧高度計:なし、USBマスストレージクラス、稼働時間: 25 時間



eTrex30日本語版 英語版はこちら
2.2インチカラーTFT、重量 148 g(電池込み)、幅 5.4 cm×高さ 10.3 cm×厚み 3.3 cm、内蔵メモリ: 2 GB(空き容量約 1.7 GB)、メモリカード:microSDメモリ対応、ウェイポイント: 2000 ポイント、ルート: 200 本、トラック ) 軌跡 ( : 10000 ポイント、 200 保存ログ、電子コンパス: 3 軸コンパス、気圧高度計、ワイヤレス機能つき。稼働時間: 25 時間



Oregon450 英語版 日本語版はこちら
ディスプレイタイプ:3インチカラーTFT液晶 ●重量:147g(192.7g=電池含む)、タッチパネルオペレーション、本体:5.8×11.4×3.5cm、電池寿命:16時間、3軸電子コンパス、気圧高度計、録ポイント数:2000 ◆登録可能ルート数:200




GPSmap62SJ(日本版) 英語版はこちら
2.6インチの65,000色TFTカラーディスプレイ、サイズ:6.0cm×15.2cm×3.6cm 重量:213g(電池込み)、稼動時間:約20時間。内臓本体メモリーが4GB(日本版のみ)。新たに装備された三軸コンパスは、本体を持つ時の角度に制約を与えません。





GARMIN(ガーミン) microSD版日本登山地図(TOPO10MPlus)
山と高原地図(昭文社)をベースとした、日本登山地図。国土地理院刊行の1/25000地形図を基図として、独自の調査・取材結果を反映したmicroSD版地図ソフト。PCからの転送を必要とせず、GPS本体のスロットにメモリメディアを差し込むだけですぐに利用できます。




 私が最初に買ったGPSは、9年前に「いいよねっと」の通販で購入したe-Trexです。ケーブル込みで3万円ほどだったと思います。英語版ですが日本語解説書がついていました。現在では廃盤でしょうが今も手元にあり懐かしい道具です。しかし現在は日本語版が普及していますので、できれば日本語版の使用をお勧めします。操作そのものは英語版でも難しくは無いのですが、ルート作成などの場合、日本語が使用できれば大変わかりやすいです。



 ハンディGPSを山で使い始めて4年になります(2007/4/21記)。どんな低山山行でもプリントアウトした25000図とハンディGPSは必携の道具になっています。
 現在は日本語表示、地図内蔵の機種が多くなり大変便利になりました。地図内蔵の機種は自分の通常の行動エリアをダウンロードしておけば、山行のそのつど地図を準備する手間が省けて大変便利です。
 しかし必ずしも地図内蔵の必要はありません。私は地形図はカシミール3Dを介して国土地理院の25000図を山行のつどプリントして使用しています。拡大、縮小、トリミングが自在に出来て大変便利です。またGPSの表示板と比べるとはるかに広い紙面で広いエリアを一目できます。この地形図に10秒間隔で経線と緯線を記入しています。これはカシミール3Dで簡単に出来ます。後はGPSの経緯度の数値から地図上の現在位置を読み取る事が出来ます。
 もちろん資金に余裕があれば地図内蔵機種が便利だしカラー表示は視認性に優れています。現在のハンディGPSの機能は高度化、多様化していますが、山でGPSを使用する場合、あくまで基本の機能は地図上の絶対位置を知ることが出来ることだと思います。そう割り切れば最も安い機種で十分な性能があります。誤差は私の機種の場合、条件が良ければ水平距離で15m以内となっていますが、感覚的にはもっと誤差は小さいように思います。山で使用する場合、谷や樹林の下では大きな誤差が出る事があります。尾根上では大変正確です。GPSの弱点もしっかり把握して盲信しない事も必要です。

新型GPS、eTrex20の購入レポートはこちら 24年6月



*カシミール3D:DAN杉本氏作成の総合地図ソフト。特にGarmin製のハンディGPSとの連携機能が豊富。GPSへの各種データ登録をPC上で行うことができる。
カシミール3Dの無料ダウロードはこちらから



 カシミール3Dはフリーソフトなので、無料でダウンロードできます。しかし初めてトライしたときは何度やってもうまく行きませんでした。諦めていたときにソフト開発者本人編集の解説本シリーズが出版されてさっそく購入しました。
 目からウロコとはこの事でしょうか、諦めていたカシミール3Dの世界にすんなりと入ってゆくことが出来ました。おかげで九州百名山の山頂360度展望図集を作成する事が出来ました。
 この本にはカシミール3Dのソフト本体と20万全国地形図、5万地形図、2.5万地形図、それに3D画描写に必要な数値地図も同梱されています。 これらをインストールすればさっそくカシミール3Dの世界を楽しむことが出来ます。なんと内容の濃い本であるものよと、私は当時大感激いたしました。

入門編に収録されている地図データ】
●50mメッシュ標高データ(全国)
●2万5000分の1地形図(関東甲信越)
●5万分の1地形図(関東甲信越)
●20万分の1地形図(全国)


GPS応用編に収録されている地図データ】
●50mメッシュ標高データ(全国)
●2万5000分の1地形図(名古屋~沖縄)
●5万分の1地形図(名古屋~沖縄)
●20万分の1地形図(全国)

2007/4/21記
2012/6/17追記





もっと知りたい方へ
カシミール3Dのホームページ
ハンディGPSの紹介
Bird's View (GPS登山はじめの一歩)