EOS10


私の持っているカメラの中で愛機と呼べるのはやはりこのEOS10だろう。平成3年(1991年)の夏、35-135ミリf4-5.6のズームレンズとセットで購入した。定価でボデーが9万、レンズが5万、実売価格でセット12万ちょっとだったと思う。一眼レフカメラの購入を思い立ったときカメラメーカー各社、各モデルのパンフレットを集め自分なりの分析をした。当時発売されていた中級35ミリ一眼レフカメラの中でもっとも多機能だったのがEOS10だった。機能の中身をすべて理解する事などむろん出来なかったが後で機能面での後悔をすることだけはないと思いEOS10に決定した。このカメラは本当によく使い込んだ。通常、このクラスのカメラだとシャッターの耐用限度が1万回といわれている。確かに1万回前後で不調になり都合2回シャッターユニットを交換した。後にもう一台を中古で購入して一台に望遠ズーム、もう一台に広角ズームを装着して撮りまくった。性能上の特徴としてはキャノン初の3点マルチオートフォーカスとアートコードモードがあげられる。オートフォーカス機能は高いレベルでほとんどの被写体に一発で合焦した。アートコードモードはバーコード入力でプロ並みの写真が撮れますという触れ込みだったが玩具的機能で私は使った事は無い。露出補正は1/2刻みで+-5EV可能だが評価測光が効いているのか0.5EVの補正でほとんど足りた。息子に一台を遣って写真のカメラが手元にある。ストラップに年月を感じる。



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EOS-10詳細(メーカー頁)



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