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天狗原氷河公園〜横尾

19年8月13日:快晴


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【タイム】
南岳小屋6:30〜天狗原下山口〜天狗原氷河公園〜槍沢天狗原分岐〜14:00横尾

【コース地図】

 昨晩は、3000mの稜線とは思えぬほど、暑くて寝苦しかった。翌日のキレット越に備えて早く寝ようとするが眠れない。暑くて狭いベッドを抜け出して廊下で寝ようと試みるもさっぱり眠れない。結局、朝まで一睡も出来なかった。重い頭で色々思案した結果、今回はキレット越を諦める事にした。メンバーに状況を話して翌日、上高地の旅館にて合流、とする。キレット越に向かう他のメンバーをしばらく見送った後、単独行動となる。
 
南岳から稜線を少し戻る

天狗原への下山点から、岩稜の尾根を下る。左手の槍ヶ岳の姿が少しずつ変わってゆく。

上から見る天狗原 正面には常念岳

 
右手奥には南アルプスの山並み

ギザギザの前穂高北尾根が印象的だ

抜けるような青空に天を突く槍の穂先
 
槍ヶ岳から赤岩岳に連なる東鎌尾根

秋には真っ赤に染まるナナカマドだが、今はまだ緑濃い。

天狗池に写る逆さ槍を期待したが、雪渓の融け方が少なく池が小さすぎた。天狗池を過ぎてガレ場をトラバースして槍沢の登山道に戻る途中、シナノキンバイだろうか、お花畑に出逢った。
 
上と同じ位置から向きを変えて撮影

下山の途中、氷河公園で出逢った単独の若者は、夏は初めて、冬は山スキーが好きで、大喰岳や奥穂高岳から斜度50度を滑降するのだそうだ。色々な楽しみ方があるものだと感心した。

横尾のテント場
 
 今日は撮影をしながら、ゆっくり下ったが、それでも2時には横尾に着いた。今日はここに泊まって、明日は涸沢経由パノラマコースで上高地に戻る予定だ。最初は当然の如く小屋泊まりを考えていたが、ザックにツェルトを常備している事を思い出して、ビバークの練習をやってみることにした。場所を確保してザックを枕に寝てみると、なかなかいい感じだ。側の梓川で身体を洗ってすっきりして、ビールとつまみを買ってきた。夜、ツェルトに包まって空を仰いで寝ていると流れ星が長い尾を引いて飛んでいった。しばらく見ていると又流れた。後で流星の多い日であることを知る。着れるものを全部着て寝たが少し寒かった。それでも昨日よりは寝ることが出来た。
 



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△▲このページの地図は国土地理院発行の2万5千分の1、5万分の1地形図を複製加工して使用しています
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