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仏ノ辻山(552m) | ▲2006/7/6 | |||||||||||||||||||
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ピックアップしている脊振山系の佐賀側にある数座の地形図を携えて、家を出ます。神崎町から広滝に向かい右折して県道305脊振山公園線に入り、すぐに白木方面に右折して、しばらくで林道佐賀東部線の入口に到ります。通行止めの標識がありますが、登山口までは通行可能です。 地形図を見ると、この山は全体にのぺ〜として高低差があまりありません。こんな地形は迷いやすそうと思っていたら、案の定、迷いました。 取付き点は地形図の破線と林道の交わるカーブの地点にします。前後を歩いてみましたがどこも夏草に覆われて人の歩いた気配はありません。とにもかくにも草を分けて中に入りますと、中は思ったより歩けそうです。 南西方向を大きくはずさないようにしてしばらく進むと、はっきりした踏み跡に出会いました。安心してそのま進むと前方が濃いヤブになって踏み跡が不明になってきました。 左上にはっきりした踏み跡があります。方向は違うのですが迂回するコースかも知れないので、とりあえず上がってみます。古いテープもたまに見かけるのですが、ヤブが次第に深くなります。 かまわず突き抜けて小さな尾根を上がると突然小さなピークに飛び出ました。木の枝に「仏ノ辻山」と書かれたプレートが2枚吊るされています。確かに反対側にも踏み跡があり雰囲気の良いピークではあります。 しかしここは迂回するつもりで来た訳で方向も距離も明らかに違います。仏ノ辻山の山頂方向を確認してしばらく歩いたのですが、どんどん谷に下って、この先の困難が予想されますので、いったん元の地点まで戻る事にします。 元の地点に戻り、再度、前方のヤブを注視すると、おぼろげな踏み跡があるようです。強引に進むと踏み跡がはっきりしてきました。しばらく歩くとなんと右手から上がってくる立派な登山道に出会いました。 ここから先は問題ありません。ただ山頂のすぐ近くまで着いてから、三角点のある山頂の場所を探すのに手間取りました。迷った末に辿りついた山頂は小木に囲まれた土俵くらいの大きさの広場になっていて、真ん中に三角点が収まっています。気持ちの良いこの空間で遅い食事を取りました。 帰路は、途中出会った明確な登山道の入り口を確認するために往路とは別の道を歩きます。地図の青いラインですが、私の取付き点よりほんの50mほど下のポイントに出ました。 ここから入れば、ヤブも少ないし迷うところはありません。ただし、案内標識がある訳ではありませんので、外から見ても全くわかりません。赤い毛糸を木の枝に着けましたので、注意深く見ればわかるかもしれません。 今日はオリエンテーリング登山とでも呼びたいような面白い歩きでした。 |
△▲このページの地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図を複製加工して使用しています |
△▲一つの升目の横が約250m、縦が約300mになります △▲地図の印刷は、画像の上で右クリックしてメニューから印刷に進んでください。用紙設定でタテ、ヨコを選択してください |
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