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高塚山(1508m) | ▲2005/6/29 | |||||
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何の変哲も無い山頂風景だが、ここに辿りつくまでは大変な歩きだった。球磨郡、水上村の高塚山だが、登山者にはあまり登られていない山のようだ。 白蔵峠からの登山口の取り付きがまずわからない。最初、林道を高塚山方向に500mほど歩いて探すが見つからず通りかかった車の女性に尋ねると峠の東屋の近くにあるとの事、3人でようやく見つけた取り付きは、なんと車を駐車した東屋のすぐ後ろの笹薮でよくよく見ると、木に巻かれた古びた黄色のテープが見つかった。 登山道はすぐ背丈を越える笹薮となる。ザックに引っかかるとすごい抵抗力で前に進めない。笹に混じって潅木の枝が突き出ているので顔に当たらぬように両手でガードする。前かがみで笹藪のトンネルを通るために腰が疲れる。 頭上が開けて背を伸ばせる場所に出るとほっとする。大木の枝が張り出しているので頭にも注意だ。天気は小雨が降ったり止んだりだが、笹についた水分で雨着はべったり、汗もべったり、最初は気持ちが悪いがその内慣れてしまった。 登山口から山頂までの標高差は330mほどでしかない。途中たいした急登も無くだらだらと登るだけなので藪漕ぎがなければ、1時間半はかからないだろう。当初、しばらく登れば藪は切れると期待していたが結局、山頂まで藪漕ぎの連続でなんと3時間近くの時間を費やした。 藪が切り払われて、歩きやすくなっている時期もあったようだが、現在はすっかり藪に戻っている。帰路は途中から林道へエスケープした。普段は嫌な舗装林道歩きも、今日はなんと嬉しいことよ。 |
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