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扇山(1661m) 2005/7/28

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 28〜29日にかけて宮崎県椎葉村と熊本県五ヶ瀬町の県境の山域を歩きました。霧立越(きったちごし)と呼ばれ古の平家や源氏や西郷軍なども辿った歴史の山道です。

 この山道にふさわしい古木があります。2000年以上生きているのでは
と言われているイチイの巨木です。イチイの木は、神主さんがお使いになる錫(しゃく)の材料のなるので、一番、位が高いという事から付けられた名前です。

 材質が密で1cmに25〜30の年輪があります。逆算すると縄文時代から生きている古木ではと、いわれています。中心部は空洞ですが画面の左の部分が生きていて秋には赤い実をつけます。

 久留米から松木登山口まで距離で190km、5時間ほどかかります。登山口は旧登山口から1.2km先の林道沿いに新設されています。緩い勾配を上ってゆくと簡単に扇山の山小屋に到着します。

 荷物を置いてカメラだけ持って扇山に登ります。25分で山頂です。展望は開けているようですがあいにく視界はありません。そのまま北西へ10分下ると写真のイチイの古木があります。この古木には是非とも対面したいと思っていました。

 写真を撮っているうちに雨が降り出しました。予報では明日は雷を伴う雨です。大降りにならないうちに、急ぎ山小屋に戻りました。



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