野草観察ノート

オケラ
キク科オケラ属
本州から九州の日当たりの良い乾いた山地に生える。雌雄異株。雌花と両性花がある。花期は9-10月。苞葉は魚の骨のように針状に裂ける。

オケラの花が咲いているとのレポがあったので探してみました。
キク科オケラ属の花で雌雄異株、雌花と両性花があるらしいのですが、良くわからなかった。

京都の八坂神社では大晦日に「をけら祭り」が行われる。
オケラの根は焚くときつい匂いがあり邪気を払うとされる。
参詣者はおけら木に願い事を書き火にくべて残り火を持ち帰り元旦の竈の火種とした。

また「山でうまいはオケラにトトキ・・」とうたわれ、若葉は山菜として利用された。
トトキはツリガネニンジンのこと。

古くからよく知られた植物だったようだ。
オケラ
2020.10.05 福岡県四王寺山
オケラの蕾
5 - 6月頃の白毛に包まれた若芽は食用になる

オケラ
2020.10.05 福岡県四王寺山
蕾の先端が割れて一花開いている

オケラ
2020.10.05 福岡県四王寺山
数花が開花

オケラ
2020.10.05 福岡県四王寺山
これはオシベとメシベがあるので両性花

オケラ
2020.10.05 福岡県四王寺山
咲きそろった状態のオケラ 
これも両性花 
掲載写真はすべて両性花でした 次回は雌花を探します

オケラ
2020.10.05 福岡県四王寺山
ところで蕾の外側に魚の骨のようなものがあるが苞葉と呼ばれてオケラの特徴だ

オケラ
2020.10.05 福岡県四王寺山
こちらの苞葉は茶色っぽい

オケラ
2020.10.05 福岡県四王寺山
オケラの葉にはトゲ状の鋸歯がある

オケラ
2020.10.05 福岡県四王寺山
オケラの花は小さな筒状花の集まり

オケラ
2020.10.05 福岡県四王寺山
オケラの立ち姿

オケラ
2020.10.05 福岡県四王寺山
F8まで絞って撮影 
これにてオケラ撮影会は終了

オケラ
2020.10.05 福岡県四王寺山
前の写真をトリミング 
葯筒から花粉が出ている様子