野草観察ノート


フクジュソウ(福寿草)Adonis ramosa
キンポウゲ科フクジュソウ属
2019.02.17 熊本県仰烏帽子山
バスを利用して18名にて仰烏帽子山を訪ねました。
願ってもない天気に恵まれて青空と霧氷、金色に輝く福寿草鑑賞をセットで楽しむことが出来ました。

予想以上に気温が下がって頬が痛いほど、気温計で確認するとマイナス5度でした。
山頂周辺は見事な霧氷林、青空背景に素晴らしい光景です。

日当たりのいい仏石で福寿草とご対面!
保護ロープが張られていてそばに寄れない花も多いけれど
登山道の足元に咲いている花もあり、十分に楽しませて頂きました。

監視小屋の方の話ではやはり年々数が減少しているそうです。
一般の登山者は問題ないのですが、花の終わった時期にごっそり盗掘する業者がいるそうです。
2019.02.17 熊本県仰烏帽子山

2019.02.17 熊本県仰烏帽子山

2019.02.17 熊本県仰烏帽子山

2019.02.17 熊本県仰烏帽子山

2019.02.17 熊本県仰烏帽子山

2019.02.17 熊本県仰烏帽子山

2019.02.17 熊本県仰烏帽子山

2003.02.21 熊本県仰烏帽子山
この冬は早い時期から寒波が何度も訪れていたにもかかわらずシベリアの寒気団には
かなり余裕があるらしくて年を明けても次々寒波が襲来する。
福寿草という花がある。正月花とも呼ばれ春一番雪原を割って開花する。
九州でも一部の地域で自生を観察できると知って是非一度見たいと思っていた。
熊本南部人吉から「日本一」の清流、川辺川をさかのぼった先に仰烏帽子(ノケボウシ)
という山がありここに福寿草が自生すると云う。出来れば雪原バックの福寿草の写真を
撮影したいと思ってチャンスを待った。19、20日と寒波が襲来し山岳部では積雪との情報を得て
21日勇んで出発した。

けっきょく山頂に至るまで一輪の福寿草にも出会うことは出来なかった。
山頂で他の登山者から仏石方面で開花しているとの情報を聞き行ってみた。
行ってみると確かに咲いていたが数も少なくロープが張られていて自由に撮影
できなかった。あきらめて次回に出直そうといったんは帰路についたのだが・・・

どうにも諦めきれず勘で狙いをつけて福寿草探しにチャレンジしてみた。
急勾配の雪原を50mほどよじ登るとありました!あちらにひとつ、こちらにひとつと
艶やかな黄色の花びらが見えてきた。汗をかきながら尾根まで登り
南面を覗うとアッと驚く光景。足の置き場のないほどの福寿草の群落でした。
花を踏まぬように気を付けながら腹いっぱい撮影させてもらいました。
2003.02.21 熊本県仰烏帽子山

2003.02.21 熊本県仰烏帽子山

2003.02.21 熊本県仰烏帽子山

2003.02.21 熊本県仰烏帽子山

2003.02.21 熊本県仰烏帽子山