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北アルプス、西穂独標(2701m)

ロープウエー山上駅〜西穂山荘〜丸山〜西穂独標


山行日 
天候   
メンバー 
宿泊 
 平成24年5月12日
 小雨、後、晴れ
 単独
 日帰り

★★★夏のアルプスは何度か経験したが、春のアルプスはまだ一度も経験が無い。春とはいえ3000mの稜線では天気が悪化すれば、一気に真冬に逆戻りするという。5月の連休にも私たちと近いエリアの方が複数、遭難された。しかし天気が安定すれば春の雪山を堪能することが出来るだろう。そこで今回は日程に余裕を持たせて天気の良い日に登るということに徹した。



5月12日(土)


△▲西穂山荘(2385m)
▲▲▲ 前日の天気予報では朝から一日中、晴れの予報であったが、現地では朝から小雨である。山もガスって何も見えない。西穂山荘に電話で問い合わせると朝方まで雪だったとの事。ロープウエーの始発は8:30だがしばらく様子を見ることにする。9:30、少し明るくなったので出発する。2156mの西穂高駅まで標高差1000mを簡単に上がる。

雨は止んだ様だ。まだ雲が多いが部分的に青空が見えてくる。天気の更なる回復を祈りつつ、西穂山荘へ向かう。西穂山荘までは樹林帯の中に冬道が作られている。最初はアイゼンなしで歩いていたが勾配が急になり滑り出したのでアイゼンを着ける。一時間半で西穂山荘に到着する。

ロープウエーから見おろす樹氷、幻想的。
樹林帯の道 山荘が見えてきた 西穂高山荘


西穂高山荘

出発準備をする山スキーの人たち


△▲丸山(2452m)
▲▲▲ 西穂山荘からは稜線を辿る。丸山までは標高差で100mほどだ。相変わらずガスが激しく流れている。


ガスが流れる

奥の山が丸山

山スキーの人と相前後しながら進む

西穂丸山2452m。晴れていれば大パノラマだそうだが本日は何も見えない。、





△▲西穂独標(2701m)へ
▲▲▲ 丸山までは雪が多かったが、この先次第に雪がなくなってきた。アイゼンもピッケルもむしろ邪魔になるので、収納してしまった。次第にガスが上がってきて、ちょうど独標の最後の岩場に差し掛かったころ、一気に前面が晴れて、青空の中に明神、前穂から奥穂に連なる山並みが現れた時には思わず息を呑みそうな感動だった。


独標への道

稜線の雪がなくなってきたのでアイゼンを外す

ガスの中からほんやりと山襞が見えてきた。

ガスが切れて独標山頂が見えてきた

青空バックに明神から前穂の山並みが出現


独標山頂へ角度のある岩場


独標から振り返り見る


西穂独標2701m、山荘から一時間半。ロープウエー山上駅から3時間。




△▲西穂独標2701mにて
▲▲▲ 素晴らしい景色に酔いしれる。帰りのロープウエーの時間を気にしながらも、30分ほど感激に浸る。

西穂高岳

前穂高岳

笠ヶ岳、抜戸岳

岳沢と小屋

前穂、明神、岳沢

歩いてきた稜線

奥穂高岳

上高地と梓川

山スキーヤーは谷を見下ろしながらドロップ地点を探していました。
この谷のどこを滑るつもりでしょうか?

樹林帯






△▲下山
▲▲▲ 次第に天気が回復してきてロープウエー駅につくころには見事な晴天になりました。駅の屋上から仰ぐお山は神々しくも美しかったです。帰りは山頂から駅まで2時間ほどでした。

日が差してきて木々が輝いています

青空と雪原

えびの尻尾

明神

白い妖精

西穂がくっきりと見えてきた

西穂アップ

西穂山荘と焼岳

ロープウエー屋上から

ロープウエー屋上から西穂山荘と樹林

神々の頂、右端の三角が独標

焼岳

二階建てのゴンドラ、乗り心地は大変安定しています

名残の一枚、ゴンドラから








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