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阿蘇トレッキング(草千里ヶ浜周回コース)
烏帽子岳(1337m)・杵島岳(1321m)


●コース
●登山日
●メンバー
湯の谷〜烏帽子岳〜杵島岳〜草千里駐車場
H15. 9.28(日)快晴
山歩くらぶ 21名


★★草千里ヶ浜は標高1100mにある昔の火口跡です。 直径1000mほどの大きなお皿の形をした草原で、中に二つの池があってシーズンには牛馬が放牧されます。中岳の噴煙が間近に望めるビューポイントです。 紹介するコースはこの草千里ヶ浜を左回りに、烏帽子岳・杵島岳のピークを越えて周回します。阿蘇の雄大な景観を、手軽に思う存分、楽しめるコースです。



●登山口までのアプローチ

●湯の谷登山口
▲▲▲赤水登山道路から阿蘇ファームランドを通過します。 ゴルフ場のすぐ先から登山道路は左にカーブしますが、これを直進して1kmほど走ると左手に現在、休業中の阿蘇観光ホテルの建物が見えます。 ホテルの左手から奥に入ると盛んに噴気が上がっています。登山口はその先に付いています。ホテルの手前の、道路右側に駐車スペースがあります。

烏帽子岳北山麓 ▲▲▲観光道路のそばに数台、駐車可能です。

草千里駐車場 ▲▲▲有料駐車場です。




参考タイム
湯の谷登山口-(60分)-草千里ヶ浜-(50分)-烏帽子岳-(50)-観光道路


▲▲▲不気味な噴気音を耳にしながら湯の谷登山口に入ります。草千里ヶ浜までは2kmで500mごとに案内標識があります。標高差は300mほどです。
 ほとんど薄暗い杉の植林地の歩きになりますが、途中一箇所だけ立野方面の展望があります。
 植林地を抜けて草千里ヶ浜に近づくと空が明るくなって眺望が一気に開けて来ます。陽射しはありますが山風が冷たくて暑さはほとんど感じません。

▲▲▲草千里ヶ浜の西の縁を伝って先ずは烏帽子岳に向かいます。
1337mの烏帽子岳までは標高差で200mです。登るにつれて景色がぐんぐん広がります。
 足元ではリンドウやアキノキリンソウが今、盛りのようです。サイヨウシャジンはもうかなり干からびています。ヤマラッキョウが出始めのようです。
 汗をかく間もなく頂上に着きます。山頂は360度、開けています。今日は文字通り雲一つ無い快晴で九重連山から祖母・傾、脊梁山脈、津江、玖珠の山々まで遥かに見渡す事ができます。
烏帽子岳山頂360度展望図はこちらからご覧下さい。
草千里も秋の気配 阿蘇中岳・高岳・祖母・傾 烏帽子岳から草千里ヶ浜


▲▲▲眺望を楽しみ一息入れて、次は杵島岳に向かいます。登ってきた道を左に見て北へ直進します。
 観光道路へ下るこの尾根道は、ところどころブッシュの状態で、足元や前方が見えない場所がありますので注意して下さい。
 目標としてはスキー場リフトの左の丘につけられた、階段が白っぽく見えますのでその方向に進んでください。間違って草千里方面に下ると崖になっていて危険です。
 半分ほど下ると鉄柱がありますのでそれに沿って下ればわかりやすいです。




参考タイム
観光道路-(20分)-展望台-(30分)-杵島岳-(30分)-草千里駐車場


▲▲▲烏帽子岳の尾根を下って観光道路に出会うポイントに車、数台とめられるスペースがありますので、ここから烏帽子・杵島に登ることもできます。観光道路を右、火口方向に100mほど歩いて横断して、展望台のある丘に向かいます。標高差は120mほどです。階段がついてますので観光客も平気で上ってきます。展望台から眺める烏帽子岳は姿、形、美しく、陰影が深く刻まれ堂々とした山容です。


▲▲▲展望台から300mほど下った鞍部から杵島岳への急傾斜の直登になります。踏み分け道がたくさんありますが横にそれずに上に上に直登してください。傾斜は急ですが標高差は120m程ですので見た目よりも簡単に登れます。

噴煙とススキ 杵島山腹から展望台方面 アキノキリンソウ


▲▲▲杵島岳の山頂には深さ50m・直径200mほどの大きさの旧火口があります。火口縁を20分ほどで一周する事が出来ます。ここの眺望も素晴らしくて遮るものが何もありません。特にうねうねと続く北外輪山と阿蘇谷の広がりや、まるで作り物のような米塚の可愛らしい姿など、ここからしか見れない眺めです。

往生岳・阿蘇谷・くじゅう 米塚・北外輪山 阿蘇谷


▲▲▲草千里ヶ浜へ戻るには階段の登山道を下ります。麓に下ると展望台方面からの遊歩道にぶつかりますので、これを右に進めば草千里ヶ浜の駐車場に到着します。
 湯の谷登山口に戻るには、駐車場の先から観光道路を500mほど西へ歩いてヘアピンカーブの地点から下ります。

参考図 (ルートマップ)





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