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平成3年の夏から趣味で写真をスタート。最初の3年でフィルム600本を撮影。
主な被写体は風景。 特に阿蘇の広大な自然の魅力に惹かれて通い始める。
平成11年の夏、撮りためた写真を、整理するためにPC購入。
半年以上かけて2000枚をスキャンして、2枚のCD-Rに焼き付ける。
スキャン作業の煩わしさに音を上げそうになった頃、ホームページ作成に関心を持つ。無手勝流で悪戦苦闘の末、平成12年10月開設に至る。
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遠く地平線のかなたまで続く広大な草原は、阿蘇を代表する景観と言えるが、実はこの景観が人の手が加えられた半人工的な自然であるという事をご存知の方は、そう多くは無いであろう。
平安の昔より、この地に住む人々が牛馬の放牧、採草、野焼きなどを継続する事で現在の阿蘇の草原景観は維持されてきた。それゆえ阿蘇の草原は、人の手によって作り出された偉大な造形物とも言える。
今、この草原が危機に瀕している!牛肉自由化による飼育頭数の減少、後継者不足でこれまで草原を管理してきた牧野組合だけでは、野焼きやその準備作業としての輪地切り(延焼防止のための防火帯造り)が困難になってきている。そうして管理を放棄されて原野化された地域が増加している。高温多湿の日本の気候では原野はやがて森林に姿を変えてゆく。
日本で最初の国立公園にも指定された阿蘇の草原景観を守り再生するために今、さまざまな試みが実施されている。特に野焼きボランティアの活動は活発で、今や、ボランティアなしでは阿蘇の野焼きは維持が不可能になっている。このホームページを見ていただいて、阿蘇の草原維持、再生に関心を抱く方が一人でも増えるならばこの上ない喜びです。
関連リンク
●阿蘇草原再生(環境省)
●(財団法人)阿蘇グリーンストック
平成16年8月記
阿蘇風景写真館、管理人
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