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■3月のお彼岸の前後に阿蘇地方では、毎年野焼きが行われます。
野焼きを行わないと、たちまち潅木が茂り森林化が進みます。
■草原の森林化を防ぎ、牛馬に良い草を与えるために野焼きが
実施されています。しかし野焼きやその準備の輪地切りには多大な
労力が必要です。畜産業の不振が続く中で、少子高齢化のため
野焼きそのものが、廃止を含めて討議されています。
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山田西部牧場に集まった皆さん。 |
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青竹と蔓で編んだ火消し棒をかついで、
二キロほど下の谷へ向かって歩いていく。 |
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午前10時、杉林の手前から火入れされた。 |
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あっという間に、火の手が斜面を駆け上がって行く。 |
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黒い焼け跡から青白い煙が立ち上がる。 |
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風にあおられて火の海が移動する。 |
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火勢をじっと監視する。 |
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一休みして腹ごしらえ。 |
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紅蓮の炎の中で、枯草が身をよじる。 |
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象形文字・・火 ? |
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周りの空気が高温になり我慢の限界。 |
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立ち木はクヌギでしいたけの原木に使われるらしい。 |
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大観峰では午後1時に火入れされた。 |
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強風のため火のまわりが早い。 |
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熱風と煙とススが急に襲ってきた。最初は余裕が
あったが・・ |
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呼吸困難になり身動きできなくなってしまった。 |
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見事に焼けました。 |
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