私の好きな九州の山 七年山〜桑原山 桑原山山頂から。正面の山は鬼の目山。 【登山日】
2015年5月29日:晴れ 【登山行程&所要時間】 七年山北ルート登山口6:30〜8:00堀切三角点〜8:50七年山〜11:00桑原山11:55〜12:25万次越〜13:15林道出会い(桑原山登山口)〜14:45七年山西ルート登山口〜15:15七年山北ルート登山口
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今年3月の木山内岳山行の帰路、七年山登山口の標識が偶然目に入って気にかけていました。岳友のケルンさんが最近登られたレポートを見て、今回の山行を計画しました。上りで5時間ほどを要するこのコースは九州では屈指のロングコースと言えるのではないでしょうか。登山口から七年山まではほとんど展望もない上りばかりのきつい登山道が続き我慢の登山です。七年山から先は痩せ尾根の変化のある風景となります。今回はアケボノツツジの季節には間に合わなかったのですが新緑の山歩きを満喫した山旅となりました。
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道路わきの広場にて前泊の準備。 明るいうちから盛り上がりました。 登山口まで移動して出発の準備。 七年山北ルート登山口は宇目町、藤河内渓谷の「湯〜とぴあ」入り口近くにある橋の手前です。 オレンジ色の案内プレートがあります。 出だしは植林地の中の登りです。変化のない風景の中で五合目の標識を通過しました。 自然林の尾根に変わってきました。 四等三角点堀切のプレート。登山口からここまで90分ほどかかりました。 地籍図根三角点 展望のないきつい登りが続きましたがこのあたりでようやく景色が開けて来ました。 七年山山頂下の岩場を登る。 登山口から二時間半ほどかけてようやく七年山山頂到着。山頂の展望はありません。 七年山から先は痩せ尾根の変化のある風景が続きます。 桑原山? 大岩を巻く 岩稜の痩せ尾根 岩峰を巻く 樹間に見えた端正な山容は木山内岳であろう。 雰囲気の良い尾根ですがこのあたりから今までずっとあったテープが突然なくなりました。 GPSで確認してもルートは間違っていないようなので、そのまま進みましたが 結局縦走路に出るまで目印テープは全く見当たりませんでした。 ブナ林が広がる太い尾根に出ました ここから標高にして150mから200mほど急登に喘ぎます。 足元の土はやわらかくズルズルとすべり、 そのうえここに来て急に虫が出てきて顔にまとわり付いて離れません。 横から見るとこの角度です。 ジグザグに登った軌跡 急登を登りきってほっと一息 緑濃い山肌に癒されます。 深い緑 稜線に出て縦走路に出会うが標識などは何もありません。 万次越への下山のルートを確認後、桑原山に向います。 新緑が美しい尾根路(縦走路) 登ってきた山が見えると嬉しくなる。あれは七年山だろうか? これは北川ダム? 11時、桑原山到着。登山口から4時間半でした。 先頭のOさんのペースに引っ張られて予定よりかなり早く到着しました。 天気がよくなり気持の良い山頂で一時間ほどゆっくりと過ごしました。 さあこれから万次越経由でのんびり下りましょう。 万次越へ下る。ガスが取れて山々がスッキリと見えてきました。 手前の木山内岳の後ろには鹿納岳から五葉岳の岩稜のピークが並んでいる。 良い風景だ。 こちらは大崩山の岩峰。 今回歩いた登山道ではスズタケはほとんど枯れていました。 この状況ならば夏木山までの縦走も意外に苦労しないで出来るのではないかと思ったりしました。 傾山? 快適な尾根 岩と同化した樹木 縦走路からの風景 本日、登ってきた山々。 綺麗な新緑、どこまでも歩きたくなるような縦走路でした。 万次越に到着。ここから林道に下山します。 赤テープの着いていたこの地点から下り始めたのですが・・ 出だしの方向が少しずれて尾根をひとつ外してしまいました。 トラバース気味に下りながら正規の尾根に戻りました。 奥ヶ迫林道に到着 桑原山登山口のプレートがあります。 このまま素直に林道を下ればよかったのですが・・ 七年山西登山口まで破線の旧道を探検しようという案が出て、 林道をクロスしてそのまま尾根を下りました。 尾根の状況は最後の谷に下る部分が少し難儀でしたが たいしたことはありませんでした。 しかし谷に下りてからが大変でした。 何度か渡渉して歩きやすいルートを探します。 しかし谷筋は歩けそうな場所が無いので谷沿いの山腹を歩いたのですが、 ここが倒木の連続で悩まされました。 最後はヤブ漕ぎで林道に出ることが出来ました。 こんな綺麗な場所もありました。 林道に出てほっと安堵。 桑原山登山口から林道を下れば一時間ほどの所を結局一時間半かけて下ったことになります。 終わってみればこれも良い思い出でしょうか。 本日歩いた山並みを感慨深く眺めます。 3時15分、無事奥ヶ迫林道入口に到着しました。 湯〜とぴあで汗を流してすっきりして帰路に着きました。 本日の山行は記憶に強く残りそうです。 私の好きな九州の山 |