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雲ノ平周回(三日目)

鷲羽岳、水晶岳、温泉沢、高天原温泉




平成24年7月26日(木)快晴、メンバー単独

7月26日:歩行時間約 12時間
黒部五郎小屋(5:15)〜(8:10)三俣山荘(8:15)〜(9:55)鷲羽岳(10:20)〜(11:00)ワリモ岳(11:20)〜(12:25)水晶小屋(12:40)〜(13:25)水晶岳(13:25)〜(14:40)温泉沢の頭(14:45)〜(17:30)高天原温泉(18:05)〜(18:25)高天原山荘




全ルート図(クリックで拡大) 第三日目ルート図(クリックで拡大)

△▲黒部五郎小屋から三俣山荘へ

黒部五郎小屋(5:15)〜(8:10)三俣山荘

▲▲▲ 本日は12時間の歩行となり長い一日となった。
しかし天気は雲ひとつない快晴、視界も良く素晴らしい展望が続き大満足。

 朝、小屋の裏手から登り始める。
上るにつれ朝日を受けて輝く黒部五郎岳が実に美しかった。

 三俣山荘に行くには三俣蓮華岳の山頂を経由するコースと山腹を巻くコースに分かれる。
巻き道には今年は雪渓が多く残っていて多少危険な場所もあるとの事で、昨晩同宿のツアー客は山頂経由を選択した。
彼らは水晶小屋泊まりだが私は未だ先が長いので巻き道を選んだ。


黒部五郎小屋の朝

三俣、双六方向へ

朝一番の光を浴びる黒部五郎岳

背後に白山が見えてきた

ハイマツの台地に上りあがる頃、三俣山荘からの登山者達と行き違う。
この写真で見るとカールが高い位置にあることが良くわかる。

三俣蓮華岳へ向かう

雪渓をトラバースする巻き道が見える
雪渓越に水晶、鷲羽の山並み

スプーンカット模様の雪渓


雪渓を渡る。正面の台地は雲の平

雲の平の台地の奥に堂々と裾野を広げる薬師岳

雲の平、祖父岳、背後に水晶岳

雪渓をトラバース

巻き道

大きな山体の薬師岳

昨日歩いた太郎平、北の俣岳、黒部五郎岳の稜線。
こうして見るとなだらかだが、実はアップダウンが多い。

巻き道から三俣蓮華岳を見上げる。
青い空、白い雪渓、緑のハイマツ。
左右に羽を広げたような黒部五郎岳、大きなカールが生き物の頭のようにも見る。

特異な風格に圧倒される

巻き道を登り上がった台地から見る光景。左のピークから水晶、ワリモ、鷲羽。
中央やや左手に刻まれた谷、これが黒部源流。

雪渓越しに槍ヶ岳を望む

三俣山荘を見おろす

群青色のそら

雪渓の厚さは1mくらいだろうか

緑の丘に立つ三俣山荘

雪渓と槍ヶ岳

分岐点

目の前に聳え立つ鷲羽岳

素晴らしいロケーションのテンバ

三俣山荘と憩う登山者

三俣山荘と三俣蓮華岳




△▲三俣山荘から鷲羽岳へ

三俣山荘(8:15)〜(9:55)鷲羽岳

▲▲▲ 三俣山荘から鷲羽岳への登りは標高差400mを一気に登り上がるのだが、ここはきつかった。
途中、何度も休み随分時間がかかった。しかし眺めは最高、どこを見ても絶景!
上るにつれ次々と変わり行く風景を楽しみながら、なんとか山頂に立つ。





三俣山荘前の指標

迫力ある鷲羽岳、正面の稜線に登山道がつけられている。

草花と槍ヶ岳

三俣蓮華岳。抜けるような青空、雪渓、緑成す山肌に三俣山荘の赤い屋根。

足下に切れ落ちる谷、赤茶けた硫黄尾根、北鎌尾根から槍穂高

三俣蓮華、黒部五郎岳の山並み、行き交う登山者。
メルヘンチックな三俣山荘

左から常念、槍、穂高

左から乗鞍、笠、双六、三俣蓮華

薬師岳はどこから見てもゆったりと大きい。

黒部五郎岳と黒部源流

左奥から常念、槍、穂高。手前、鷲羽池。その間に硫黄尾根。

山頂の大勢の登山者

鷲羽岳山頂、2924m
山頂指標

鷲羽岳山頂でくつろぐ登山者

同じような写真ですが北鎌尾根と西鎌尾根が槍に突き上がる様子がわかります

白っぽい山頂の野口五郎岳

頂上到着、お疲れ様!




△▲鷲羽岳から水晶岳へ

鷲羽岳(10:20)〜(11:00)ワリモ岳(11:20)〜(12:25)水晶小屋(12:40)〜(13:25)水晶岳(13:25)


▲▲▲ 鷲羽岳からいったん鞍部に下り、ワリモ岳に上り返す。
静かなワリモ岳でパノラマ風景を楽しみながら食事を摂る。


 ワリモ岳から僅かに下ると雲の平、高天原方面への分岐点がある。
水晶小屋へは緩い勾配の登山道をしばらく歩く。

 多くの登山者は水晶小屋にザックを置いて軽装で水晶岳を往復するが、私の場合は、まだ先があるので重いザックを担いで水晶岳を目指す。






鷲羽岳からワリモ岳へ続く登山道
北鎌尾根と槍ヶ岳

双六、三俣俣蓮華の間に笠ヶ岳

ワリモ岳

ワリモ岳から見下ろす黒部源流

ワリモ岳を歩く登山者

足元の草花

ワリモ岳から薬師岳方面に下るこの谷は岩苔小谷、この右奥が高天原。

ワリモ岳から水晶小屋に向かう登山道

お花畑と薬師岳

水晶岳方面

ワリモ乗越付近

ミヤマオダマキ

標高2900mにある小さな山小屋、水晶小屋。
裏銀座縦走路わき、水晶岳南肩(赤岳)にある。

登山者と水晶小屋、野口五郎へ連なる尾根

水晶小屋前広場にて憩う登山者

水晶小屋と黒部湖、立山、後立山。

裏銀座縦走路指標

野口五郎岳と水晶小屋

水晶岳から赤牛岳へ連なる尾根。この尾根をしばらく歩き高天原温泉に下る予定。

振り返り見る水晶小屋、中央やや左奥。

水晶岳(黒岳)山頂、2986m
山頂より槍ヶ岳、鷲羽岳を望む。この時点で13時25分。
高天原温泉には16時半には到着予定だったが。



△▲水晶岳から温泉沢の頭、高天原温泉へ

水晶岳(13:25)〜(14:40)温泉沢の頭(14:45)〜(17:30)高天原温泉(18:05)〜(18:25)高天原山荘

▲▲▲ 水晶岳から先は赤牛岳を経由して黒部湖まで下る長い縦走路で読売新道と呼ばれている。このコースタイムは10時間となっている。
ほとんどの登山者は水晶岳から引き返すのでこの尾根を歩く登山者は少ない。

 今回のコースは水晶岳から1時間ほどこの尾根を歩き、温泉沢の頭から高天原温泉に下る。
 温泉沢の頭から高天原温泉に下るルートは、昭文社の地図では点線で表示されていてバリエーションルートの扱いだ。


水晶岳のカールとお花畑、奥の山並みは裏銀座、中央は野口五郎岳。

岩稜の尾根、さすがに水晶岳から先はほとんど登山者と会わない。

遥か下に赤い屋根が見える。あそこが今日のお宿、高天原山荘。
見えてはいるがなかなか遠い。

水晶岳から1時間ほど、温泉沢ノ頭。ここから高天原温泉に下る。

最初は尾根の急降下。噂どおり、岩クズが浮いていてズルズル滑る。
歩きにくいが目印はしっかりあり迷うことはない。
尾根の急降下からハイマツ帯に入り次は樹林帯に入り沢の上部の雪渓に飛び出る。
雪渓の冷たい水で身体を洗って一息つく。

マーキングに従って沢の左右をぴょんぴょん飛び跳ねながら下る。20回ほど渡渉しただろうか。
水量がかなりあり沈んでいる石も多く、相当な大ジャンプを試みなければならない箇所も数箇所あった。
幸い流れに落ち込むことは無かったが、いっぱいいっぱいだった。

やっとたどり着いたこれが日本の秘湯中の秘湯といわれる高天原温泉。
到着時間は17:30分、予定を一時間オーバーしていたが、素通りするわけには行かない。
遅い到着なので食事にありつけなくなったとしても、温泉につかることを選択。
ゆったり30分ほど入湯、長い一日を締めくくる満足の湯でした。

対岸の少し高い位置に2箇所、
小屋つきの温泉場がある。

18:25分、高天原山荘到着。遅い到着にもかかわらず、食事を頂く事が出来た。
実は露天風呂でお会いした方に一人分の食事の追加を伝言して頂くようにお願いしていたのだ。
良かった、ありがとう。


第一日目 折立〜薬師岳

第二日目 黒部五郎岳




第四日目、雲の平、ただ今作成中


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