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裏英彦山周遊
(薬師峠〜苅又山西尾根末端〜ケルンの谷〜南岳迂回路〜中岳〜ケルンの谷〜薬師峠)
21年2月18日:晴れ
ケルンの谷と迂回路の中間地点にある広場
【タイム】
薬師峠(8:13)〜苅又山登山口(8:45)〜苅又山西尾根末端(9:11)〜(10:55)ケルンの谷(11:00)〜広場にて30分食事〜(12:19)南岳迂回路〜(12:30)中岳(12:45)〜(13:37)ケルンの谷〜(15:16)薬師峠 |
最近、裏英彦山を歩く人が増えているようだ。4年前に初めて苅又山に登ったときは谷を大きく巻いて西尾根末端ピークに上がったが、最近の記事を見ていると隣の尾根を直登して尾根末端ピークに向かう人が多いようだ。またケルンの谷から南岳迂回路に出るコースも良く歩かれているようだ。薬師峠を起点にしてこの二つのコースを結んで周回する事にする。
昨日からのミニ寒波で薬師林道は真っ白だ。30分ほど林道を下ると、馴染みの苅又山登山口に到着。最近設置されたらしい立派な登山口案内板があり尾根コースを案内している。転びそうな植林地を急登する事15分で稜線に出る。シャクナゲの多い稜線を10分程歩けば苅又山西尾根末端ピークに至る。直進すれば苅又山山頂方面だが本日は右折して裏英彦山道に向かう。
英彦山北岳からへの字に南東に派生した緩斜面の尾根をゆったりと上がる。裏英彦山道との出会い地点との中間点に日当たりの良い広場がある。かって木材を切り出した地点のようでワイヤー、歯車、一升瓶などが散乱している。これから徐々に勾配を増して笹薮を分けて進めば岸壁上に出る。正面には北岳が見える。ここが分岐点で右手は薬師峠、左手がケルンの谷方面である。この地点は眺めも良くて阿蘇の根子岳高岳、九重連山、由布岳などぐるっと見渡せる。
これより北岳の山腹を等高線に沿ってぐるりと回ってケルンの谷に下る。ケルンの谷にも立派な案内板が出来ていた。以前には無かった南岳迂回路方面の案内板もつけられていた。ケルンの谷から南岳迂回路へは基本的には谷を最後まで詰めれば良い。中間地点に広場状の感じの良いエリアがありここで昼食にする。
食事を終えて南岳迂回路を目指す。目印テープが沢山付いていて迷う事は無い。迂回路直下の急勾配を頑張れば南岳迂回路に飛び出る。飛び出た地点は南岳中岳縦走路からほんの20mほど迂回路に入った場所であった。南岳はパスして中岳に向かう。さて、帰路はどうしようか。北岳の肩から裏英彦山道に下ることも出来るが、できれば新しいルートの方が面白い。というわけで中岳を下って北岳との鞍部の手前から、広場を目標に下りることにする。
鹿避けネットの際から降りようと試みるも笹薮が濃いため、手前の大岩の散乱したガレバを取付きとする。ガレバを50mほど下ると行き止まりとなり左手の小谷に下る。笹薮がカットされた形跡があり、なおも進むと青の目印テープが出た来た。テープに従い下ると見覚えのある広場が見えてきた。
ケルンの谷から裏英彦山道を通って薬師峠に戻る。本日は天候に恵まれて、7時間の楽しい山歩きだった。 |
【コース地図】
△▲このページの地図は国土地理院発行の2万5千分の1、5万分の1地形図を複製加工して使用しています
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薬師林道入口(右側) |
日陰の崖に出来たツララ |
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薬師林道を下る |
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苅又山登山口 |
苅又山登山口 |
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植林地を急登する |
上りあがった尾根 |
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苅又山西尾根末端のピーク |
作業地跡の広場 |
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裏英彦山道出会地点の岩壁と北岳 |
裏英彦山道 |
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ケルンの谷 |
ケルンの谷にあった地図 |
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気持の良い広場 |
南岳迂回路を目指して |
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背中に三角錐の苅又山が見える |
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南岳迂回路に出る |
南岳迂回路から、上がってきた谷を見る |
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お馴染みの中岳上宮 |
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中岳基部から取り付いたガレ場 |
ガレ場から左下の小谷に出る |
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苔むす大木 |
大岩とシャクナゲ |
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広場に無事到着 |
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