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ヅーベット山(730m) 2006/6/24

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立派な案内板 植林地を上がる
山頂標識 三角点
山頂は草木が茂っている 彦岳・天山が見える
 脊振山の南にある山だが、この山に登る人は、この奇妙な山名に惹かれて登る人が多いのではなかろうか。私もなにげなく地図を見ていてこの山名は記憶に残っていた。福岡のテレビ局が山名の由来を調べるルポ番組を作成したが、やはりよくわからなかったようだ。その語感からアイヌ語地名説もある。

 アイヌ語の「ツペツ」は(山の出ばなを通っている川)で「トゥ・ぺッ」は(2つの・川)の意味である。北海道網走郡の「津別町」は津別川と網走川が 並んでいたことから名付けられた地名で、「ヅーベット」と似た点は確かにあるのだが。

 地形図を見ると
ヅーベット山の南の白木集落と西の竜作集落を流れる二つの川は確かにヅーベット山を起点としていてこの二つの川は下流でそれぞれ城原川に流れ込んでいる・・。まあしかし、こんな地形は探せばいくらでもありそうで珍しいものでもない。

 
国土地理院が始めて地図を作った時に地元の人から聞き取った発音を漢字で表記しにくい場合にカタカナの山名を使用したのだろう。阿蘇外輪山のツームシ山や上津江町のチーゴ岳なども同様ではなかろうか。

 舗装林道を走って登山口に着くと、マイナーな山にしては立派な案内標識が立てられていた。しかし入り口は夏草で覆われている。山頂までの標高差100m、予定時間15分、藪漕ぎスタイルで歩き始める。杉林を上がるとすぐに山頂部に着くがここも草木が繁茂している。おかげで手足のあちこちに引っ掻き傷を作ってしまった。展望は草木の間から僅かだが、北に脊振山、南に腰巻山、金立山、彦岳などが望まれる。

 下山して田中集落から脊振金山林道に入り、井出野登山口から金山まで歩く。今日は梅雨の晴れ間であったが、家に帰り着くまで雨には会わずラッキーだった。トップの写真は脊振金山林道からの撮影です。


△▲このページの地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図を複製加工して使用しています

△▲一つの升目の横が約250m、縦が約300mになります
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