| 夏木山（1386ｍ）瀬戸口谷〜夏木山〜犬流越 | ▲2006/5/4 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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いつもの事ですが、テント泊ではなかなか十分な睡眠が取れません。それでも歩き始めれば、徐々に調子が戻ってきます。朝日が清流に反射してキラキラ輝いています。昨日、うっかり通過してしまった瀬戸口谷出合地点ですが、今日はすぐ見つけることが出来ました。しかし案内標識は探しても見つかりませんでした。 谷の入り口左手に明確な踏み跡があったので巻き道かなと思い進みましたが、高さ30ｍほどの急登となりやせ尾根に出ましたが、方向がどうも違います。戻って素直に河原を進むのが正解でした。 このコースは巻き道は少なくほとんど河原を歩きます。所々倒木で行く手を阻まれる場所もありますが、通過はさして困難ではありません。新緑が美しく魚影も濃いようです。 黒岩滝という小さな滝を越えて15分ほどで要山、夏木山への分岐点です。ここで要山から下ってきた10名ほどのパーティが休憩していました。分岐点からは大石のごろごろした涸谷を上がります。谷を上り詰めると竹やぶに赤テープの目印があって、ここから右上の尾根に上がります。 尾根を何度かアップダウンしながら進むとお目当てのアケボノツツジが出てきます。特徴的なピンクの大きな花びらが鈴なりに咲いています。アケボノは要山付近が一番見事に咲いています。要山手前から夏木山の岩肌を見ると、白骨樹とアケボノが良い取り合わせです。 夏木山山頂は大勢の登山客が花の下で食事を取っていて遠足に来たみたいです。私達は東方の断崖上で桑原山や木山内岳を眺めながら食事にします。ここが千丈覗きと呼ばれている場所でしょうか。先ほど要山からアケボノを見た岸壁の上です。 食事が終われば、さあこれから大鋸、小鋸の岩尾根を越えて犬流越までの縦走です。何年か前の台風被害で大きく崩壊した崖の写真を何度か見ていたので気合を入れなおします。問題の崩壊地には鎖が設置されていて安全に通過する事が出来ました。犬流越まで相当の高度差の昇り降りが何度かあってどこが大鋸か小鋸かはわからいままに犬流越についてしまいました。またいつか歩いたときにはそれぞれのピークを確認したいと思います。 この日、ケルンさんは16キロのザックを背負いながらすこぶる快調で、私はなかなか追いつけませんでした。犬流越からはさっさと登山口まで下ってデポ車で上祝子まで走って美人の湯に入湯後、それぞれの帰路につきました。 |
| △▲このページの地図は国土地理院発行の２万５千分の１地形図を複製加工して使用しています |
