九州の山野草

コバノボタンヅル
キンポウゲ科 センニンソウ属
日当たりのいい林縁や川岸などに生えるつる性の半低木。四国、九州、沖縄に分布する。花期は8-9月。真っ白な花弁のように見える長さ3-4cmの萼片を十字に平開しややまばらに咲く。葉は2回3出複葉で小葉は3裂する。ボタンヅルに比べると花は遥かに大きく葉は逆に小さい。花のよく似たセンニンソウは葉が全縁で羽状複葉なので区別しやすい。

2021.09.06 福岡県明星山
コバノボタンヅル
真っ白な美しい花
花弁に見える萼が羽ばたくように十字に広がる
蕾の先が尖る、ボタンヅルは蕾の先が丸い

2021.09.06 福岡県明星山
コバノボタンヅル
四国、九州に分布

2021.09.06 福岡県明星山
コバノボタンヅル
蕾の先が尖っていて雄しべの長さが萼の半分しかないので花だけ見るとセンニンソウに間違えられそうだ

2021.09.06 福岡県明星山
センニンソウの葉は3小葉(一回三出複葉)だが、コバノボタンヅルの葉は3小葉が3つ集まっている(二回三出複葉)

2021.09.06 福岡県明星山
センニンソウの葉は全縁(鋸歯なし)だがコバノボタンヅルの葉は小さくて切れ込みがある

2021.09.06 福岡県明星山
コバノボタンヅル
ボタンヅルのように密集して咲かずに1輪か2輪づつ離れて少し大きめの花をつける
ちょうど今咲き始めたばかりで凄く綺麗で何度も感嘆の声を上げる