五月の北外輪(緑の草原)
2001.5.12 撮影


■3月中旬の野焼きで真っ黒になった野山に、ぽつりぽつりと新しい命が
芽生え、5月ともなると、阿蘇の野山はすっかり緑に覆われてきました。

■4月は外輪のいたるところ、黒い野山にキスミが群生していましたが、
今はススキや羊歯が一面の緑を形成しています。

■阿蘇谷や南郷谷では、田に水が引かれて来ました。ものみな新しい
スタートです。


AM 5:18 夜明け前、かすかな靄に浮かぶ阿蘇五岳涅槃像。
画面左からお釈迦様のお顔にあたる根子岳、胸の最高点が高岳、
下って噴火口のある中岳が腰にあたり烏帽子岳、杵島岳が
脚部にあたります。


AM 5:24 朝一番の光が外輪山の一隅を照らす。


AM 5:24 外輪山の一角、大観峰より阿蘇谷へ伸びる鼻。太古、
この阿蘇谷は広大なカルデラ湖の底であった。


AM 5:34 立野、俵山方面を望む。周囲90kmに及ぶ外輪山の
唯一の割れ目が立野で、道路も鉄道もここから阿蘇に進入する。


AM 5:41 朝の低い光が微妙な陰影を形づくる。


AM 5:44 おもわず手を合わせてしまいそうな光景。
釈迦涅槃像を思わせる阿蘇五岳を北外輪山より望む。


AM 5:51 北外輪より北方を望む。


AM 5:54 北外輪山より阿蘇町、内牧方面を望む。千枚田に水が張られた。
現在、カルデラ内の火口原には三町三村に約五万人が生活している。


AM 6:21 連なる草原を逆光、望遠で撮影。


AM 8:03 阿蘇郡産山村にて。元気な肥後赤牛。


AM 9:48 阿蘇郡産山村。


AM 10:56 阿蘇郡産山村。


AM 11:59 オカオグルマ咲く草原。


PM 12:05 草原と雲。この素晴らしい景観は野焼きや放牧
など人と自然の共生の中で1000年維持されてきた。


PM 12:15 草原と雲。阿蘇から九重に及ぶ草原は日本の
草地面積の半分を占める。今、この草原が危機に瀕している。



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