英彦山行者尾根(大南林道から行者堂へ)






登山日
平成24年6月14日:晴れ

登山タイム
大南林道玉屋神社入口7:30発〜8:05展望露岩1〜8:15展望露岩2〜8:40登山道出会〜9:00 811mピーク〜9:05登山道出会〜9:35岩峰9:50〜10:30小ピーク〜11:40行者堂〜中岳〜北岳〜13:50豊前坊


 地図を見ると英彦山正面参道上部にある行者堂から南西に派生する尾根がありその末端は大南林道の玉屋神社入口付近まで続いている。この尾根の途中には奉幣殿から鬼杉に至る登山道が上下2本クロスしている。この春から3回に分けてこの尾根を歩いて来た。今回ケルンさんをお誘いして一気にこの尾根を直登した。正式にこの尾根の名前があるのかどうかは不明だが、少なくともネット情報では全く出てこない。私の中では勝手に行者尾根と呼称している。


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△▲このページの地図は国土地理院発行の2万5千分の1、5万分の1地形図を複製加工して使用しています


 

一台を豊前坊にデポして、もう一台を大南林道玉屋神社入口に駐車。所要時間が不明なため、7時30分、いつもより早めに出発する。

30分ほどで最初の展望の良い露岩に着く。しゃくなげ荘が見える。

更に10分ほどで二番目の展望の良い露岩に到着。

障子ヶ岳(露岩からの眺め)

上仏来山・かんぶくやま(露岩からの眺め)

障子ヶ岳(露岩からの眺め)

この先も展望の良い岩場が続く。

左中岳上宮、右南岳。

正面参道の稜線

前回来た時にはこの岩場に玄海ツツジが咲いていた。

鎖のついた岩峰を上る

山ツツジは盛りを少し過ぎていた。

スタートから70分で最初の登山道に出会う。鞍部から尾根を続けて登る。

すぐにこの大岩にぶち当たるがここは左に巻く。

811mピークを経て、下の登山道から25分ほどで上部の登山道と出会う。ここから先、行者堂に至るまでの間が、この尾根ルートの核心部。

30分ほどでこの岩峰に到着。

岩峰の裏の石像

岩峰に上る。最初の取り付きで少し悩ませられる。

絶景。赤松の向こうに聳え立つ絶壁の山は白岳。この角度からの眺めは素晴らしい。

梵字岩を見下ろす。

智室社

深い緑

英彦山中岳上宮が少し近くに見えてきた。

見事な赤松と障子ヶ岳

岩峰下部取り付き

尾根に立ちはだかる大岩を最初は左に巻いたがこれは失敗、行き止まり。右に巻き大岩の上に出る。

大岩の上部からの展望。左の山が811mピーク、右は白岳。

小ピーク。小さなピークだが目立つピークは他に無い。地図の等高線を見れば明瞭だが、このあたりから傾斜が増し、高さにして150mほどを木や岩につかまりながら急登する。写真を撮る余裕は無い。

急登後の尾根から、上仏来山が遥か下に見える。

尾根の急登後、石楠花の多い尾根を歩き、猛烈な竹やぶを漕ぎ分け、ようやく行者堂裏手の広い台地に飛び出る。このあたりの竹は伐採されている。

行者堂裏手の光景

行者堂

行者堂上の登山道に咲くオオヤマレンゲ。小さな花が僅か2、3輪、咲いていた。つぼみも少ないようだ。

こちらは北岳肩の下、溶岩壁に咲くオオヤマレンゲ。こちらのほうが花は大きめ。開花数は3〜4。こちらは、つぼみがたくさんついていた。鎖場では2〜3輪が開花。中岳下のヒコサンヒメシャラは開花は零、つぼみも見当たらず。全体的に今年は花つきがあまりよくないのでは。

注意)今回の大南林道から行者堂へ至る尾根ルートは一般登山道ではありません。案内標識等は一切ありません。