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兜山(316m) 2006/11/17

竜ヶ鼻 目次 基山、天拝山


林道沿いの登山口 沢沿いの道
雑草が茂る 林道を横切る
落ち葉の道 自然歩道標識
兜山キャンプ場入口 青木繁歌碑
筑紫平野 兜山山頂
テントサイト 山頂からはぜ並木を俯瞰
柳坂はぜ並木、背景の山が兜山

 久留米市山本町柳坂の櫨並木は現在50%の色づきと言って良いだろうか。これから今月末にかけて大勢の見物客が訪れる事だろう。この櫨並木の正面、耳納連山の一角の低山が兜山です。

 この櫨並木を山に向かってどんどん進み、集落を抜けた林道沿いに兜山の登山口があります。沢沿いの道を辿ると林道に出会います。林道を左に少し下った地点に登山道は続いています。登山口から30分も歩けば兜山キャンプ場のゲートが見えてきます。

 兜山の山頂はキャンプ場の中にあります。今はシーズンオフなのでゲートはしまっていますが、左手の小さな入り口から中に入ります。良く手入れされたキャンプ場は今、紅葉が綺麗です。

 山頂の一角、筑紫平野を見下ろす高台に、久留米が産んだ明治洋画界の鬼才、青木繁(1882-1911年)の歌碑が建立されています。

 「わがくには つくしのくにや しらひわけ はゝいますくに はじおほきくに」

 『わが国は筑紫の国や 白日別 母います国 櫨多き国』

 東京から九州に戻って、3年間の放浪の末28歳の若さで夭折したこの天才ロマンチスト画家は兜山をこよなく愛して、自分の骨と灰を兜山の松の木の下に埋めてもらって永遠の眠りにつきたいとの手紙を家族に書いていたそうです。

 昭和23年、小学校の同級生であり、友人、ライバルでもあった坂本繁二郎等により歌碑が建立され毎年3月には、けしけし祭り(けしけし山は兜山の別名)が故人を偲んで行われています。

 



竜ヶ鼻 目次 基山、天拝山


△▲このページの地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図を複製加工して使用しています
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